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Amazon Echo Buds イヤホン本体

Amazonの完全ワイヤレスイヤホンEcho Buds 2(第2世代)をレビュー。万人にオススメとは言い難い…

2022年2月25日

fire HDやEcho Showをはじめ、Amazonデバイスに関してはこれまで何度も購入していますが、今回は久しぶりに発売前の期待値が高く、ワクワクさせられるAmazonデバイスが発売になりました。

Amazonの完全ワイヤレスイヤホンであるEcho Buds 2(エコーバッズ /【第2世代】)が遂に日本で発売!

発売日は2022年2月24日で、いつのまにか先行予約受付がスタートしていました。全然気づいてなかった…

第一世代のEcho Budsは日本未発売ということで、今回満を持して日本初上陸。

即予約購入しました。

つい先日、Google Pixel Buds Aシリーズを購入したばかりなので、価格帯的にも機能的にもかなり近しい存在であるこの二つを比較しながらレビューしていきたいと思います。

Amazon Echo Buds ボックス

開封前の余談ですが、一般的に無機質になりがちなボックス、写真がプリントされているだけでどこかホッとするような安心感を覚えました。

Amazon Echo Buds 2の基本スペック

Amazon Echo Buds 開封前
製品名Echo Buds 2(エコーバッズ【第2世代】)
形態完全ワイヤレスイヤホン
防水性能IPX4 / 生活防水
バッテリー性能最長音楽再生時間5時間(充電ケース使用の場合、最長15時間)
充電端子USB Type-C コネクタ(ケーブル付属, ワイヤレス充電対応・非対応を選択)
価格ワイヤレス充電対応ケース付き 14,980円(税込)
ワイヤレス充電非対応ケース付き 11,980円(税込)
特徴Alexa搭載, アクティブノイズキャンセリング機能搭載, アンビエントサウンドモード(外音取り込み機能)搭載, 4種イヤーチップと2種ウイングチップ同梱

Amazon Echo Buds公式サイトより

Echo Budsは、Alexaによるアシスタント機能を搭載したワイヤレスイヤホン。(GoogleアシスタントやSiriにも対応)

カラーはホワイトとブラックの2色展開で、筆者はホワイトをチョイスしました。

防水性能やバッテリー稼働時間、価格においても、完全にGoogleのPixel Buds A-Seriesと丸被りするようなスペックになっています。

ワイヤレス充電対応ケース・非対応ケースを選べる仕様で、それぞれの価格差は3000円。

専用のワイヤレス充電器は信頼のAnker製で、充電器付きだと+1000円の15,980円のセット価格になります。

今回、事前予約で「ワイヤレス充電対応ケース&Anker製ワイヤレス充電器のセット」を購入したつもりでいたのですが、ワイヤレス充電対応ケースではあるものの、専用充電器が付いていない単品買いをしていたことにEcho Buds本体が届いてから気づきました…(専用充電器単品で購入すると1980円なので、後から買うと1000円の損)

機能面でPixel Buds A-Seriesと大きく異なるのは、Echo Budsにはアクティブノイズキャンセリング機能外音取り込み機能が付いているということ。

音質や実用面において、方向性が全く異なるイヤホンになると思われます。

単純なスペック比較で言うと、上位機種である無印のPixel Budsと比較しても遜色ないほど、全部入りのワイヤレスイヤホンに仕上げてきています。

そう考えるとコスパの面ではかなり優秀そうですが、そのあたりにも注目して見て(聞いて)いきましょう。

Echo Budsの形状

まずはEcho Budsの形状から。

充電ケース

Amazon Echo Buds 開封

Echo Budsは横長の充電器ケースで、AnkerSoundPEATSなど、ワイヤレスイヤホンを販売している多くのブランドが採用しているタイプの充電ケースの形状。

素材感はサラッとしたマットなタイプ。

Amazon Echo Buds ケースはコンパクト

サイズ感としては、横長タイプとしてはかなりコンパクトに収まっていると思います。

そのためか、バッテリー容量はフル稼働3回分(計15時間)とやや少なめ。

Amazon Echo Buds 充電端子

ケース裏面にUSB Type-C対応の充電端子。

専用ワイヤレス充電器をセットで買えていなかったのが悔やまれる…

ケース自体は、蓋のパカパカ感など少し安っぽい印象。

イヤホン本体

Amazon Echo Buds イヤホン本体

粒としてはやや大きめのマカロン型。

Amazonのロゴであるニコニコマークと2か所の穴、本体カラーを白にしたこともあって、完全にベイマックス感出てます。

Amazon Echo Buds ベイマックス
Amazon Echo Buds フィット感をチェック

見た目は好き。

どちらかというとシロイルカかPOVOかな?

ケースからの取り外しがやや不便なGoogle Pixel Buds A-Seriesとは違い、イヤホン本体にしっかり指がかかるので取り外しも問題なし。

ちなみに、初めてケースから取り出すと、Alexaが結構なボリュームで「Alexaアプリで設定してください」的なことを勝手に話し始めるのでご注意を。

Echo Budsの着用感と操作感

Echo Budsの着用感や操作感について

着用感

Echo Budsには、イヤーピースが3種類(標準装備も合わせて4種類)と、フィット感を高めるウイングチップ3個が同梱されています。

Amazon Echo Buds イヤーピースとウイングチップ

ウイングチップ付きとは珍しい。

Echo Budsは、スマホにインストールしたAlexaアプリで操作するのですが、初期設定段階で耳へのフィット感をテストし、装着具合が適正かどうかをグラフ化してくれます。

Amazon Echo Buds イヤーチップテスト
Amazon Echo Buds ウイングチップテスト
Amazon Echo Buds フィット感をグラフ化

自分に合ったサイズ感を可視化してくれるのは非常にありがたい。

指示に沿ってチェックするだけなので楽々完了できます。

ただし、イヤホン本体が結構なボリューム感のあるイヤホンになるので、見た目にも装着感的にも「つけてる感」を凄く主張するイヤホンになっています。

重量もそれなりにあるので、あまり着用感が良いとは言えないですね。

Pixel Budsが軽く、ここ最近で付け慣れてしまったのもあると思いますが、それを差し引いてもちょっと重め。

操作感

Echo Budsはタッチ式を採用しているのですが、これが非常に誤作動というか思ったように操作できないことが多い。

反応してほしいタイミングで反応しないことが結構ありますね。

1タップで停止、2タップで曲をスキップ、3タップで前の曲に戻るというのがデフォルト設定なのですが、2タップのつもりが3タップになったり、逆に2タップのつもりが1タップとして認識されて停止したりと、なかなか思った通りの動作にはなってくれません。

表面がマットでサラサラとした触り心地なのも原因があるかと。

このあたりは機器の反応に対する慣れもあるでしょうが、なかなか苦戦しそうです。

音声認識に関しては、筆者の使い方ではほぼ使わないので未評価。

一応数回話しかけてみたところ、キチンと反応はしてくれるようです。

Echo Budsの音質

ここからはEcho Budsの音質について。

Amazon Echo Budsの音質

丸みのある音

人それぞれ好みがあるので一概に良い悪いとは言いにくいですが、筆者としてはあまり好みの音質ではありません。

音に丸みがあって、かなりポップス寄りな音質のように感じさせられました。

特に低音に関しては、重量感はあるのですがボスッボスッとした響き方が苦手。

高音に関しても、もっとキンキンとしたクリアな響きが好きな筆者としてはあまりグッとこない。

ボーカルも妙に電子音ぽさとリバーブ感が強めに聞こえて、ボワッとした印象。

よく言えばマイルド、悪く言えばエッジが立っていない音という感じでしょうか。

音の解像度が低いわけでも無さそうですが、音質に関してはPixel Budsのナチュラルな響きの方が好みですね。

※その後、少しエイジングが進んだのか、低音の響きに関してボスボス感が弱まり、空間の奥行きが感じられるようになってきました。が、それでもまだ良いとはいえない。

イコライザー設定

Alexaアプリで調整できるイコライザー設定に関しては、低音域・中音域・高音域と3つの音域を調整可能。

Amazon Echo Buds イコライザー設定

この点は、低音のみブースト可能なPixel Budsよりも優位性があります。

各項目を少し上げてみると、しっかりめに音が前に出てくれるので、少し奥まったようなデフォルトの音が若干改善されます。

ただあまり上げすぎると少し歪むかな?といったような印象。

ノイズキャンセリング機能

ノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能は、Alexaアプリでオンオフ可能。

Amazon Echo Buds ノイズキャンセリング機能

この価格でノイズキャンセリング機能と外音取り込み機能(アンビエントサウンドモード)が付いているのは魅力的。

ただ過度な期待は禁物。

ノイズキャンセリングの機能としてはそれほど強力ではなく、穏やかに作用し、曲調によっても波がありますね。(激しめの曲と静かな曲で聞こえ方が異なるなど)

完全に遮断してくれるわけではありません。

とはいえ、試しに周囲に音がある状態でノイズキャンセリングモードとアンビエントサウンドモードを切り替えてみると明確に違いが感じられるので、単純に機能のひとつとして搭載されていることは悪くないと思います。

タッチ長押しですぐに切り替えれられるのも良いですね。

特性上しょうがない部分ではありますが、ノイキャン状態だと少しホワイトノイズが気になるかな。

個人的にはそもそもノイキャン自体あまり使わないので、ご参考までに。

Echo BudsとAlexa

売りのひとつでもあるAlexa搭載という点に関して。

まず、筆者はこれまでEcho、Echo Dot、Echo Showなど、Alexa搭載のAmazonデバイスをいくつも使ってきましたが、基本的に音声認識が便利だと思ったことはほぼありません。(散々買っておいてなんですが)

ましてやイヤホンという外出先で使うことが多いデバイスにおいて、声で操作することはほぼ無いと思われます。

音声操作に関しては利用シーンが限定的になりがち。(例:料理中など、パーソナルな空間でどうしても手が離せない時とか)

もっと早い段階で音声からジェスチャー操作の流れに変わっていくと思っていたのですが…

よってAlexaに求めるものとしてはインテリジェンス=賢さなのですが、今のところAlexaが賢くなってる感はあまりありませんね…

ユーザー補助の面で、もう少し快適性を上げてくれるといいのですが。

Echo BudsではAmazon Musicやオーディオブックを利用できるのが大きな利点でありますが、これはAlexaというよりもAmazonが抱えているコンテンツが優れているだけとも言えます。

そして、肝心のAlexaアプリも非常に使いづらい。

今回久しぶりにAlexaアプリを開きましたが、操作性やアクセス性どうにも慣れないですね。

この辺りもPixel BudsのシンプルなUIの方に軍配。

Amazon MusicをEcho buds単体でもう少し上手に活用出来たら面白くなりそうなのですが…

Echo Budsレビュー まとめ

先日Google Pixel Buds A-Seriesを購入したばかりなので必然的に比較対象として見ることになったわけですが、価格差を抜きにしても、筆者としてはPixel Budsの方をオススメしたい。

その他のブランドについては、用途別でオススメのワイヤレスイヤホンとして記事にまとめました。

Echo Budsに飛びついて買うほどの魅力があるか?と聞かれれば、今のところそれほどメリットは無いと言えるでしょう。

普段からAlexaを使いこなしている人向け、といったところでしょうか。

特に操作感には若干の違和感あり。

音質には好みがありますが、同価格帯で考えると他にも多様な選択肢があるかと思われます。

「ワイヤレスイヤホン入門機」として気軽に試すというには、ちょっと微妙な機能性と価格設定でもありますし、高機能を売りにした機種としてはやや力不足感は否めません。

Amazonコンテンツとの相乗効果次第といったところでしょう。

今後の改善に期待したい。

ではでは。

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